今回のテーマは、「あなたを本当に愛してくれる存在は?」です。
現在、
・もっと恋人に愛されたい
・恋人に愛されてるか不安を感じる
・恋人がいないととてつもない孤独感を感じる
そういった悩みを抱えている方はぜひご覧ください。
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人は皆、愛されたいと願っている
この記事を見ているあなたは、もっと愛されたいと思っているんだと思います。
それはあなただけではなく、皆そうです。
本来、人は皆誰かに愛されたいと思っています。
これは例外なく、誰もが感じています。
ここでいう愛とは恋愛だけに限らず、家族、友達、職場の同僚など、自分を必要としてくれて、自分の存在を認めてくれる人が欲しいという意味です。他の誰でもない、自分という存在を愛してほしい。
特に恋人にはその思いが強くなる。だからこそ恋人に愛されてるか不安。恋人がいないと圧倒的な孤独感を感じる。
この愛について、キリスト教では、神が人間に与えてくれる愛、『アガペ』という考え方があります。これは、どんな人であろうと区別なく、神様は人を愛してくれるという考え方です。
神はなんの見返りも求めず人を愛してくれるので、無償の愛と呼ばれています。
大昔に誕生したキリスト教でこのような定義があるくらい、人間は無償の愛を求めて愛されたいと願いながら生きてきた生き物だというのがわかりますよね。
では実際の社会で、自分に無償の愛を注いでくれる人はいるのでしょうか?
一番無償の愛に近い存在
一番無償の愛に近い存在は、幼少期の頃に私達を育ててくれた存在です。まあ通常は親ですね。
親は私達を産んだ存在なので、私達を無条件に愛して育ててくれるはずなんです。私達が何が出来て、出来なくても、自分の子供だから無条件で愛してくれるはず。
この、『無条件で愛してくれる』というのが無償の愛のキーワードです。
ただ、理想はそうなんですが、残念ながら親から無償の愛を注いでもらった人は少ないと思います。
なぜなら、親も不完全な人間だからです。仕事や人間関係、夫婦関係など自分のことで頭がいっぱいになることももちろんあります。
そのイライラを子供にぶつけてしまうこともあるでしょう。
また、「○○が出来ないとだめ」みたいな親の価値観で子供を褒めたり叱ったりする。そうなると、無償の愛という条件から外れちゃいますよね。
実際、「家庭で愛を注いでもらえなかった」というのは現代人の多くが当てはまるのではないでしょうか?
無償の愛を100だとしたときに、100全てを注いでもらった人って稀だと思います。実際は、50とか60とか不完全な愛で育てられてきている。
もっと愛してほしい。その思いが強い人は、子供の頃の愛不足が原因なのかもしれません。
そして大人になると、親からは離れていくのでますます親の愛は受けづらくなります。
じゃあ誰に愛を求めるのか。それが多くの場合、恋人に向いてしまうんです。
恋人、友達は?
では、恋人は無償の愛を注いでくれるのか?これは残念ながら難しいです。
なぜなら、人間は皆、自分が一番可愛いからです。
自分が可愛いから、自分に対して良い人か?悪い人か?で付き合う人を判断するしかない。そうなると、相手に対して条件を求めます。それが、「~だから好き」です。
そうすると、その条件に答えないと嫌われてしまう。その条件に沿ってないか不安…そんな風に恋人に愛されてるかが不安に感じてしまう。
これが、あなたが今、「もっと愛されたいのに愛されない」と辛く感じている原因です。
でも残念ながら、無償の愛を注げる人間とは、「条件なく全ての人を愛せる人」なので、『あなた以外の全ての人間も平等に愛せる』ということになるんです。
神様は、どんな人間でも等しく愛せるから、だから人間に無償の愛を注げるんです。それは、あなたがどこの誰だろうと関係ないということです。
恋人が神のように無償の愛を注げるということは、その恋人は全人類を平等に愛せる神のような人ってことになります。そうなると、逆にそんな人と付き合うの嫌ではないでしょうか?やっぱり、恋人には自分だけを愛してほしいですよね。
皆を愛している人とか、すぐ浮気しそうで怖いですよね笑
『自分だけを愛してくれる人』ということは、他の人にはない自分の個性を愛してくれるってことで、それって結局、「~だから好き」なんです。
その個性が失われた時、好きも失われる可能性がある。つまり、無償の愛にはなりえない。だから恋人に無償の愛を求めたとしても、それは一生叶うことないんです。
悲しいですが、それはまず事実として認識してください。
では、一体誰が自分に無償の愛を注いでくれるのか?
あなたに無償の愛を注げる人物
他人は絶対に無償の愛は注いではくれません。
誰があなたに無償の愛を注げるか。それはあなた自身です。
あなただけは、あなたが何者で何をしてもしてなくても、自分を認めて愛してあげることが出来る。
「~だから好き」ではないんです。あなただけは、あなたのことを生まれてから死ぬまで、ずっと愛することが出来るんです。
他人は、人付き合いにメリットを求めます。だから「~だから好き」になってしまう。
でも、あなたとあなたが付き合うことに、メリットもデメリットもないじゃないですか。だから、自分を愛するのに理由はいらないんです。
自己肯定感を高めるための注意点
よく『自己肯定感を高めるために、成功体験を積みましょう』なんてことが言われています。
しかしこれは間違いです。こんなことをしていると、逆に自分を愛せなくなります。
なぜなら、成功した自分しか愛せないのでは、「~だから好き」に飲み込まれてしまうからです。
あなたは何が出来ても、何が出来なくても、かけがえのない存在なんです。成功体験なんて関係ない。何ができなくても自分を愛する事ができる。
自分への無償の愛は、他人に求めるんじゃなくて自分に求めるんです。
そうは言っても、じゃあどうすれば自分に愛を注げるんだ?そんな風に疑問に思う方も多いはずです。
安心してください。ちゃんと練習方法があります。
守護神を作ろう
あなたがあなたを愛す具体的な練習方法です。頭の中に、絶対にあなたの味方をしてくれる守護神を作り上げましょう。
どんなときでもあなたの味方をしてくれる。
あなたが辛いときはあなたを癒やしてくれる。
あなたが仕事してるときは励ましてくれる。
あなたがサボっても「そんな時もあるよ」と暖かく見守ってくれる。
そんな、常に今のあなたを愛してくれる存在です。
キャラクターとして具体的にイメージ出来た方が良いので、ビジュアルや声もイメージしましょう。
イメージしやすければ、あなたが好きだった漫画・アニメのキャラや芸能人などでも構いません。飼っているペットでもいいですし、歴史上の偉人でもいいです。
羽の生えた天使など、想像上のキャラクターでも構いません。
ただし、あなたの身近な人物はおすすめしません。あなたとリアルな関係があると、余計な感情が混ざってしまうからです。例えば、その人に現実世界で言われた嫌な言葉などを思い出してしまったり…
とにかく、あなたに無条件で愛を注いでくれるキャラクターを想像してください。
ちなみにこれは、うつ病の回復でも使われたりする方法です。
最初はちょっと恥ずかしかったり、なんか子供っぽくてバカバカしい…と思うかもしれません。
私も最初、なんかバカバカしいって思いました…
しかし、後から考え直したんですが、妄想で自分を満たして社会でしっかり生きてる人間と、周りに「もっと愛してよ」ってキレる人間だとどっちが恥ずかしいでしょうか?
私は、自分の心を自分でしっかり慰めて、社会を生きられる人間ってかっこいいなって思い直しました。
頭の中は何を考えたっていいんです。頭の中は、甘々で自分に対してどんだけ優しくしてもいい。
頭の中でしっかり励まされることで、実際の社会を元気に生きていく。それが出来ると世の中は行きやすくなりますから。
ぜひ取り組んで見てほしいです。
自分を愛せるようになると
そうやって自分で自分を愛していると、徐々に他者に求める愛の量が減ってきます。
今まで100恋人に求めてたのが、自分で50くらいまでは満たせるようになる。
そしたら残りの50を恋人や友達などに満たしてもらえばいい。
すると、他人に自分の感情が振り回せづらくなってきます。
他人の愛だけを求めてる状態って、愛されたら100%元気になるし、愛されなかったら0になってしまう。
だから常に恋人に愛を求めるし、恋人がいないと異様な孤独感を感じてしまう。
もし半分を守護神が補ってくれたら、他人の愛に振り回されなくても、そこそこ自分を保った状態でキープ出来るようになります。
そして次に、今までよりも恋愛を楽しめるようになります。
今までの恋愛は、自分に愛をくれるかどうか?くれたら満足、くれなかったら死ぬほど辛い。そんな恋愛だったと思います。
しかし、自分で50満たせれば、恋愛がなくても生きてける。でも恋愛で100まで持っていけたら、よりハッピーになる。
恋愛をさらにポジティブになるための要素として利用出来るんです。
そうすると、今までの恋愛よりもピュアな気持ちで二人の関係を前向きに構築出来るようになってきます。
その結果、自分にも優しくなります。今まで相手に愛を求めていたばかりだったのが、自分も愛を与えられるようにもなる。恋人とフィフティ・フィフティの関係を築けるようになる。
これが健全で幸せな恋愛のあり方だと私は思っています。
終わりに 自分で自分を愛せるように
今回はあなたを愛する存在というテーマでお話させていただきました。
人は誰しも無償の愛を求める存在です。しかし誰も、他人に無償の愛を注げる存在はいません。
自分を完全に愛せるのは自分だけです。なので守護神を作り、あなた自身があなたを愛せるようになりましょう。
そして、自分を愛した余裕で、あなたが大切にしたい誰かを愛してあげてください。
あなたが、他人からの愛に依存することなく、自分を愛せるようになることを応援しています。
では、本日の内容は以上です。
最後までご覧いただき誠にありがとうございました。
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